行政法のおすすめ参考書です。
前回の基本テキストではありませんので。
基本テキストはその内容の理解と暗記を意識して、
繰り返し学習するべきものです。
参考書は基本テキストや問題集などで理解できないこと、
あるいは疑問点、あるいはより丁寧に
関連事項も読んでみたいと思うことを調べる本ということです。
だから参考書は最初から順に読み込んでいく本ではなくて、
必要なところだけ、あるいはその周辺くらいだけ読んで理解を深めていく本なのです。
どちらの用途として使うかによって、
同じ本でもしの効果は大きく違ってきます。
前回、行政法の基本テキストは、
『新スーパー過去問ゼミ5 行政法』の中の各単元の問題の前にある
”重要ポイント”がとても良いと書きました。
その際、基本テキストとして使用した私自身の学習の、
最初の3ヶ月は別の本を使用して間違ったと前回書きました。
もちろんその本が悪いのではなくて、私の使い方がダメだったと。
その本こそが、
私が参考書としておすすめする本です。
自由国民社発行の通称よくわかるシリーズ。
正確には『国家試験受験のためのよくわかる行政法』です。
この本は、「よくわかる」と書名にもある通り、
読んでいてとてもわかりやすいものです。
各条文の考え方や似ているものとの違いと
その理由なども丁寧に書かれています。
さらに内容の点でも、行政書士、公務員試験の過去問に出題された、
ほぼ全ての内容がちゃんと記載されているのは流石だと思いました。
要はこの本一冊を徹底的に理解、記憶すれば、
合格ラインよりも相当高い得点ができるのは明らかだと思いました。
ならばどうしてこの本を基本テキストとして使わないのか?
この点は、人によりけりです。
私自身の学習、特に記憶重視科目は、
表とか、図にしてわかりやすく比較しないと
どうも頭がこんがらがってしまうのです。
正確さに欠けるので試験の時、あれって迷ってしまうのです。
この本は図や表はほとんどありませんので趣旨や目的から頭を整理できて暗記も定着できる人ならベストなんです。
でも私はそうではないのです。
だから、この本で考え方を理解した上で
基本テキストを、繰り返し頭に入れる方法としました。
皆さんもこの2冊を比較してみて、
自分なりの学習方法を、
見つけてくだされば良いのかなと思います。