常識的には、
大学受験、就職試験、資格試験、
社内昇進試験のどれであっても、
私たちの常識として染みついているのは、
「テキスト読んで、問題やって、わからないところは、
もう一度でテキストで確認して、次に進む」
この順番ですよね!
非常識な方法がおすすめです。
私自身は常識的な順番ではなくて、
「非常識な」方法で昨年から行政書士の勉強をしてきました。
それが本当に正しかったのかは
いまだに確信が持ててはいません。
でも、確実にわかっていることがあります。
それは、「常識的な学習方法は時間がかかる」ということ。
すべからく何事も、王道に近道なしなんて言われますよね。
正しい道のりは楽して行けるじゃなくて、
手間暇かけて着実に一歩一歩やっていくしかないのだ、
という格言ですね。
私も正しいと思います。
でも働きながらの中高年の場合、
会社で上からは「数字だ!」「ラストスパートかけろ!」
とうるさく言われ、
下からは「パワハラだ!」「それって強制ですか?」
とどっちが上司かわからない気分になり、
そんな気分で王道を行くように
充分な時間を学習にのみ使えるでしょうか?
飲みたくもなりますよね、ハイ、よーくお気持ちわかります。
すみません、横道に外れました。
つまり、王道ほどの絶対的成果までは至らないかもしれないが、
同じ学習時間であれば王道よりも効果が高い方法があれば、
忙しい中高年受験生はその道を進んでいくべきではないかと。
王道は道のりが長過ぎで途中で息切れしてしまうかも。
だったら、もっと効果的に成果が出る「亜流」の道を進んでみようと。
具体的な学習の順番は、
①問題集を「読む」(解くのではない、問題と解説を読むのだ)
↓
②問題の解説の内容に該当する基本テキストの部分を「読む」
↓
③問題集の一つの章や項目まで「読み」終わる
↓
④該当する基本テキストの該当項目を通して「読む」
とするのが短時間で効果的に学習できるメソッド。
この方法が学習時間が長くならない最大の理由は、
基本テキストを読んでる時間が大幅に下がるという点だ。
逆に言えば、どんな問題かも知らない段階で
ただ単純に基本テキストを読んでいる時間はもったいない。
問題と解説を読んで、基本テキストの同じところを読めば、
趣旨や背景がわかりやすく頭の中で理解と定着が進む。
ましてや最初にいきなり問題を解くのは論外だ。
わかるわけがない。
何のインプットもない段階で問題を一生懸命解いても、
何のメリットもないです。
問題集は重要部分を箇条書きの形(問題文の肢)に
まとめてくれているものだと思っておくんです。
だから、問題集の解説は重要ポイントのまとめだから、
その重要部分を基本テキストでポイントとして
確認していくのです。
まとめです。
基本テキストと問題集のやる順番とやり方は、
伝統的に継承されてきた方法ではなく、
「問題読む」→「問題の解説読む」
→「基本テキスト読んで確認」となります。