行政ってなかなか馴染みのないものですよね。
私は昨年令和元年が初めての受験でした。
行政法は今までほとんど読んだこともなく、
仕事で関わることもなかったため、
どんな基本テキストが良いのか全く見当もつかなかったのです。
まずは本屋で行政書士試験コーナーにある本を眺めて、
何となくわかりやすそうな本をいくつかメモしました。
あとはネットで合格された先輩たちのブログを片っ端から見ましたが、
私が本屋でわかりやすいなと思った本を勧める人はいませんでした。
どうしてかなと考えました。
結局、わかりやすい本は平易過ぎて、
これ一冊で大丈夫なものではなかったのです。
多くの方の共通認識は、
①行政法で得点しないと合格はできない。
②過去問で出たことが繰り返し出題される。
③しかし相当細かいところまで突っ込んで出題される。
④つまり、基本テキストやってから云々でなく、
過去問をやりながらわからないところは
細かい参考書で確認していくということでした。
では参考書はどれが良いとなると、
ブログで多く勧められるのは
ほとんど学者さんの難解な文章の厚い本ばかり。
これではダメだなと思いました。
細かいところは過去問で徹底する前提で、
全くの初学者が行政法の考え方やロジックを
わかりやすく理解できる本はないのかと。
ありました!ズバリこの問題集でした。
基本テキスト探してたのに問題集ですか?!
そうなんです。
新スーパー過去問ゼミ5 行政法です。
公務員受験テキストとしては、
知らない人はいない定番中の定番です。
問題集としても行政書士試験に向くのはもちろんですが、
この本の各単元の初めにある重要ポイントが
私の求めているものだと直感しました。
ページ数もこの部分だけなら100ページ程度。
この重要ポイントと、この本の公務員試験過去問と、
行政書士過去問のみでやろうと決めました。
何せ働きながらですからそんなに多くの学習時間は取れませんので、
全くの初学者としては選択と集中と繰り返しで乗り切ろうと。
くわしくは後日書きますが、
この方針は正解でした。
ただし方針通りできなかった私自身がダメでした。
実は3か月程、
他の基本テキストと決めていた本を漫然と読んでいたのです。
上に書いた方針は7月からのスタートでした。
これでは時間がなさすぎて、
方針の中で一番大切な「繰り返しやる」ができませんでしたから‥。
わずか1回半しか回せなかったのです。
遅れてしまう要因となった本のことは、
また後日書きますので。
(決してその本が悪いのではありません。
私の使い方が悪いのです。)
昔、自主廃業に追い込まれた大手証券会社の社長さんが、
記者会見で、
「社員は悪くありません。私たち経営陣が悪いんです」
と涙声で訴えていたことを鮮明に思い出してしまいました。