(この記事は昨年12月6日に書いていたものです)
回す(まわす)、という言葉は、
資格試験学習では定番中の定番だ。
過去問や問題集を繰り返し回す学習は、
どの資格であれ既に常識と言っても良いものだ。
何回回したというのが合格者の体験記の定番である。
受験生も何回まわしたのにダメだった。とか何回で合格できたとのブログがとても多い。
ただし気になることを発見した。
何回も回すということは、回し方を効率的にやることが必要になるが、
その回し方の工夫について、
私自身がなる程こんな回し方がいいねと納得できるようなことを、
説明してくれる予備校講師やブロガーやYouTuberは見つけられなかった。
ブロガーやYouTuberの皆さんのも色々と見たが、
どちらかというと工夫とか効率なんて考えないで、
そんな暇があったら一問でも、いや一肢でも進めなさいと‥。
そして○○回、ひたすら回すのですと。
しかし学習効果を下げることなく、
より効果的に回す工夫があるならやらなきゃ損だ。
20回まわせば合格できると言い切ってる人もいたが、
そうかもだけど自分は5回くらいで、
理解と記憶定着とスピードが身に付くような学習をして行きたい。
特に社会人や育児しながらとか、
時間もないが暗記力も低下してると実感している中高年の方にとって、
とても大切な学習方法だと思う。
より効果的で効率的になる明らかな工夫がある。
過去問集の問題と解答解説は違うページになっているが、
下線書いたりマーカー塗ったりするのは、
解答解説のところだけにしてる人が大半ではないか。
問題文は次に回す時に本試験のように見たいので
何も書かずに真っさらにしなければと。
しかし効率よく短時間で進めていくには、
問題文の読む時間を短縮する必要がある。
本試験のように一文字ずつ全部読む必要はないのだ。
正解か間違いなのか判断できるように最短で読むのがよい。
そのためには、
問題文の中で判断するために重要なキーワードにマーカーを塗っておけば、
次回の回す時の時間は半分くらいになるだろう。
解説を読む時間は変わらないとしても、所要時間を25%程度は短縮できる。
したがって1回目の時に、
解説を読んで正しく判断するに大切なキーワードに
マーカーを塗っておくべきだ。
私自身も来年の受験に向けての学習には積極的にこの工夫を活用して、
より短時間で回せるようにしていこうと決めている。